タパレス陣営による単独インタビューが公開「井上のディフェンスには隙がある」
タパレス陣営による単独インタビューが公開「井上のディフェンスには隙がある」
―タパレス選手の状態は?
ギボンズ氏「すべてうまくいっている。高地(標高約1500メートル)のバギオでのスパーリングもとてもいい。何より、試合6週間前に米国からフィリピンに移ったのは正解だった。体がアジアのタイムゾーンに完全に切り替わった」
―タパレス選手は7月の井上―フルトン(米国)戦を生観戦した。
「テープ(映像)で見るのと生で見るのとでは感じ取れるものが全く違うから良かった。井上のディフェンス面にやはり隙があることも確認できた。彼のオフェンスがディフェンスになっていることも確認した。フルトンは無策で来ているように見えたし、トレーナーもナーバスだった。(フルトン陣営が)バンデージ(の巻き方)を問題にしたことも含めて。我々は、井上がバンデージをどれだけ厚くしても構わない。井上対フルトンはライオン対ヒツジのようだったが、井上対タパレスは、ライオン対ライオンだ」
―井上戦ではジャブを有効に使うと話している。
「井上は本物。この大変な戦いでは、タパレスはジャブを最初から有効に使うのがカギになる。ジャブは、タパレスのボクシングのテンポを作り、井上に『これは強い相手だ』という実感を早急に与える。そしてカウンターだ。タパレスはカウンターを上手に使う。ドネア(フィリピン、元世界5階級制覇)がやったように、井上に困難を与えることができるはず」
―タパレス選手は岩佐(亮佑)戦(19年12月)以降、負けがない。さらに強くなった理由は?
「岩佐戦の時は何もかもうまくいかなかったようだ。フィジカルトレーニング、コンディショニングの管理ができておらず、試合ではIBFの当日計量でミスをして朝から動かなければならなくなった。だが、あの時のタパレスはもう存在しないと考えてほしい。岩佐戦後は少し精神的に落ち込んだが、フィリピンに戻って立て直し、再び世界挑戦権を争う位置まで戻ることができた」
―どう立て直したのか。
「日本人戦(勅使河原弘晶、21年12月)で、素晴らしいパフォーマンス(2回KO)で勝った。ストレングス(筋力)&コンディショニングコーチを雇い、栄養面も含めて体作りに努め、ボクシングのためになることだけを考えるようになった。子供が誕生し、結婚し、より気持ちが安定した。自分の仕事に集中したことも大きい。そして、ムロジョン(・アフマダリエフ=ウズベキスタン、23年4月)に勝って2本のベルト(WBA、IBF)を巻いてからの彼は、もう別人だ。『私がチャンピオンだ』という自信にあふれている。自分は井上の相手としてそこに行くんじゃない、井上が私の相手としてそこにいる、と彼はとらえている」
―勝てばフィリピン人初の4団体統一王者だ。タパレス選手の最も優れているところは? リングを離れた時の彼はどんな感じか。
「とても謙虚な人間。(世界6階級制覇の)マニー・パッキャオは我々全員に言います。『謙虚でありなさい。謙虚、勤勉、それが人として大事なことだ』と。タパレスにはそういう姿勢がある。何事も当たり前なのではなく、ありがたいことと考えている」
―日本のファンも来日を楽しみにしている。
「日本は最高の国。ボクシングファンも素晴らしい。タパレスは皆さんにクリスマスプレゼントを届けますよ。エキサイティングな戦い。タパレスは井上と“戦う”ためにリングに上がる。勝つために日本に行きます」
https://news.yahoo.co.jp/articles/13cb3e091e5744878483a100e629d39ac6440502
みんなの反応はこちら
1:名無しのボクシングファン
井上相手にジャブの差し合いでは勝負にならんでしょう。リーチも踏み込むスピードもパワーも正確さもIQも全て井上が上だからラウンド跨げば跨ぐほどタパレスが劣勢になるのが見に見えてる。
2:名無しのボクシングファン
普通に考えるとチャンスは1、2ラウンド目までしかないと思うけど奇策でタパレスが善戦する可能性あるのか見どころですね。
3:名無しのボクシングファン
フルトン戦のディフェンスを見て穴があるというのは、井上チャンピオンがワザと隙を見せていたシーンのことだろうか?仮にそうではないとしても、細かい位置取りや、パンチのタイミング、距離とスピード、全てで井上チャンピオンを上回らないと勝負にすらならない。そんなのはタパレスには無理です。
4:名無しのボクシングファン
ムロジョン戦の感じでは、確かにジャブがとても良かったですね。ムロジョン選手は邪魔そうにしてた。だけど井上戦ではもっと出さないと駄目だと思う。
ジャブを止めない位の感覚でストップしないと。
井上選手の間合いになったら終わってしまうよ。
5:名無しのボクシングファン
フルトンだからこそのあの高速の戦い。こないだのフルトン戦とタパレスの試合を同時再生すると1.5倍速再生しているみたいだ。
タパレスは井上尚弥に触れる事も出来ないだろう。逆に好戦的に撃ち合いに行けば、ドネア2の様な早期KOじゃないかな。
6:名無しのボクシングファン
映像を観る限り、ハンドスピードはフルトンの方が上で、パンチ力はタパレスが上。
恐らくはタパレスのパンチは当たらない。
7:名無しのボクシングファン
井上尚弥には隙がある。当然あるだろう。人間なのだから。言ってしまえば、現在の他のPFPトップ3のうちの二人、クロフォードにもウシクにもある。PFP常連で言えばカネロ、ロマチェンコにも隙がある。
で、それが何だと言うのだろう?井上は舐められている。それが井上のアドバンテージのうちの一つだと常々考えている。
8:名無しのボクシングファン
本当にディフェンスに隙があるなら、そんな事インタビューで言わずに試合でそこを狙えばいいのにって何時も思う。
9:名無しのボクシングファン
井上尚弥選手が豪快にKOを決めて、井上尚弥ファンに統一という素晴らしいクリスマスプレゼントが与えられることを期待しています